2009年2月17日
                         インターナショナル・レクティファイアー
        DC-DCコンバータ用マルチチップ・モジュール「SupIRBuck」シリーズを製品化                      
             〜 第2世代品はスイッチング周波数1.5MHzに高速化、効率96%以上 〜
 パワー・マネジメント(電源管理)技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・
ジャパン(IRジャパン)株式会社(本社:東京都豊島区)は17日、DC-DCコンバータ(*1)である
「SupIRBuck」(スーパーバック、型番はIR38xx)シリーズの第2世代4品種とその評価基板4品種を製品化
しました。高性能サーバー、記憶装置、通信/ネットワーク機器で使うPOL(負荷点)コンバータに最適です。
 
  


 第2世代のSupIRBuckシリーズは、汎用性が高く、IR社の最新の制御IC、パワーMOSFET、パッケージを採用
しています。全負荷範囲にわたって、出力電流が4A、8A、12Aの3種類の製品があります。8A出力の製品には、
SEQ入力を備えた製品とDDRメモリー用のトラッキング機能を備えた2品種があります。入力電圧は12Vに最適
化されていますが、9.6V、5V、3.3Vの入力でも優れた効率が得られます。
 第2世代品は、スイッチング周波数が最高1.5MHzと高いので、出力コイルを小型化でき、出力コンデンサの
数も少なくて済みます。データ・センターの用途に最適化されているので、システムの簡素化・小型化に貢献
できます。高効率で放熱特性が良いので、空冷せずに、しかもヒートシンクなしで、定格電流を供給できます。
このため、マザー・ボードの裏面に実装することもできるため実装面積の削減に貢献します。


 第2世代SupIRBuckシリーズのスイッチング周波数は、いずれも250kHz〜1.5MHz。バイアス電圧は5Vで、入力
電圧範囲は1.5V〜16Vと広く、出力電圧範囲は0.7Vから、入力電圧の90%までとなっています。このシリーズの
製品はピン配置の互換性があるため、容易に最大電流の異なる製品に置き換えることができます。このほか、
過電流保護、過熱保護、設定可能なスイッチング周波数、入力電圧のモニターとイネーブル、電流の瞬断制限、
ソフトスタート、パワー・グッド出力、プリバイアス起動、1%精度の基準電圧発生などの機能を備えています。
 1万個購入時の単価はIR3842が1.205米ドル、IR3831とIR3841は1.30米ドル、IR3840は1.75米ドル(いずれも
米国での参考価格)の予定です。欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)に準拠しています。評価基板の価格は
弊社営業担当にお尋ねください。データシートは型番をクリックするとご覧いただけます。


<SupIRBuckシリーズについて>
 SupIRBuckシリーズは、POLコンバータ向けのDC-DCコンバータです。PWM(パルス幅変調)制御ICと2個のHEXFET
パワーMOSFETチップを5mm×6mm×0.9mm(高さ)と小型のQFNパッケージに収めたマルチチップ・モジュールです。
ディスクリート(個別)部品で構成した回路に比べて、実装面積を小さくでき、設計が容易です。第1世代品のス
イッチング周波数は300kHzまたは600kHzでしたが、第2世代品では最高1.5MHzに高速化しています。

 
	
表1 スイッチング周波数1.5MHzの第2世代SupIRBuckシリーズ4品種の概要
型番 最大出力電圧 機能
IR3831MPbF 8A DDRメモリー用トラッキング
IR3840MPbF 12V SEQ入力
IR3841MPbF 8V SEQ入力
IR3842MPbF 4V SEQ入力
注)4品種ともスイッチング周波数は250kHz〜1.5MHz。入力電圧範囲は1.5V〜16V。 出力電圧範囲は0.7V〜(入力電圧の90%)。  
<参考> 表1の製品に対応する評価基板の概要
型番 出力電圧 最大出力電流 スイッチング
周波数
機能
IRDC3831 0.75V 8A 400kHz DDRメモリー用トラッキング
IRDC3840 1.8V 12A 600kHz SEQ入力
IRDC3841 1.8V 8A 600kHz SEQ入力
IRDC3842 1.8V 4A 600kHz SEQ入力
注) 4品種とも入力電圧は12V。 <用語説明> *1)DC-DCコンバータ:直流電圧を直流電圧に変換する回路です。例えば、パソコンやインターネット機器   などの内部で基準とする電圧の12Vを、FPGAやマイクロプロセッサ(MPU)などのICを動作させるための   さまざまな電源電圧、例えば5V、3.3V、1.7V、1.2Vなどの電圧に変換する回路です。DC-DCコンバータ   の出力回路は一般的に、制御(コントロール)用のMOSFETと同期整流(シンクロナス)用のMOSFETを組   み合わせて構成します。MPUなどの近くに配置したDC-DCコンバータをPOLコンバータと呼びます。 <インターナショナル・レクティファイアー(IR®)社について>  IR社はパワー・マネジメント(電源管理)技術のリーダーです。IR社のアナログIC、アナログ/デジタル 混在IC、最先端デバイス、電源回路やモーター制御回路の部品やシステムは、コンピュータ、インバータ・ モーター搭載の白物家電製品、照明器具、車載用電子機器、宇宙航空用電子機器など幅広い分野において、 機器の小型化、省エネ化、高機能化に貢献しています。本社は米国カリフォルニア州エルセグンド。   注:IR® 、HEXFET® 、SupIRBuck は、International Rectifier Corporationの登録商標または商標です。 当資料に記載されるその他の製品名の商標はそれぞれの所有者に帰属します。 <本件に関するお問い合わせ先> インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン株式会社 〒170-6051 東京都豊島区東池袋3-1-1、サンシャイン60 51F マーケティング・コミュニケーションズ 本田 真由美、吉沢 寿康 TEL:03-3983-0837 FAX:03-3983-4856 e-mail:e-mail:nhonda1@irf.com <営業部連絡先> TEL:03-3983-0086 FAX:03-3983-0642