2008年3月4日
                         インターナショナル・レクティファイアー
          低損失のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)を発売
        〜 耐圧600Vで無停電電源装置や太陽電池システムのインバータに最適 〜           
 パワー・マネジメント(電源管理)技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・
ジャパン(IRジャパン)株式会社(本社:東京都豊島区)は4日、低損失で耐圧600VのIGBT(絶縁ゲート型
バイポーラ・トランジスタ)5品種を発売しました。
 無停電電源装置(UPS)や3kW程度の太陽電池システムのインバータ(*1)に最適です。インバータに当社
従来品(プレーナ型のIRG4BC20UDPbF)を使った場合に比べて、IRGB4056DPbFで構成すると消費電力を30%
削減可能です。




 今回製品化したIGBTには、導通損失とスイッチング損失を低減するために、IR社の最新技術であるフィー
ルド・ストップ構造とトレンチ(溝)技術を採用しています。従来のパンチスルー型やノンパンチスルー型
のIGBTに比べて、コレクタ‐エミッタ間の飽和電圧(VCE(on))と全スイッチング損失(ETS)が低いのが特
徴です。ウルトラファスト・ソフトリカバリ・ダイオード(*2)と共に1つのパッケージに収めました。
 5品種とも、スイッチング周波数20kHzで最適化されています。短絡耐量(SCSOA)は最小5µsです。内蔵の
ウルトラファスト・ソフトリカバリ・ダイオードが効率を改善し、EMI(電磁干渉)雑音を低減します。この
結果、UPSや太陽電池システムの電力変換効率を高められます。
 1万個購入時の単価は、IRGB4059DPbF が0.68米ドル、IRGB4045DPbF が0.82米ドル、IRGB4060DPbFが0.84米
ドル、IRGB4064DPbFが1米ドル、IRGP4063DPbFが2.79米ドルの予定です(いずれも米国での参考価格)。5品種
とも欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)に準拠しています。型番をクリックするとデータシートがご覧い
ただけます。 


表 今回発売した耐圧600VのIGBT(5品種)の仕様 
型番 最大定格電流 コレクタ-エミッタ間
飽和電圧(VCE(on) )
全スイッチング損失(ETS
IRGB4059DPbF 4.0A 2.20V 210µJ
IRGB4045DPbF 6.0A 2.14V 329µJ
IRGB4060DPbF 8.0A 1.95V 405µJ
IRGB4064DPbF 10.0A 2.00V 415µJ
IRGP4063DPbF 48.0A 2.10V 3210µJ
注)最大定格電流は、パッケージ温度100℃でゲート‐エミッタ間電圧15Vのときの値。
コレクタ‐エミッタ間飽和電圧と全スイッチング損失は、接合部温度175℃のときの標準値。
パッケージは、IRGP4063DPbFがTO-247、他はTO-220。


<用語説明>
 1)インバータ:
    直流を交流に変換する回路です。逆変換という意味です。
  交流を直流に変換する回路はコンバータと言います。
 2) リカバリ・ダイオード:
    IGBT素子と逆向き(エミッタからコレクタへ)に接続した
    ダイオードです。

<インターナショナル・レクティファイアー(IR®)社について>
 IR社はパワー・マネジメント(電源管理)技術のリーダーです。IR社のアナログIC、アナログ/デジタル
混在IC、最先端デバイス、電源回路やモーター制御回路の部品やシステムは、コンピュータ、インバータ・
モーター搭載の白物家電製品、照明器具、車載用電子機器、宇宙航空用電子機器など幅広い分野において、
機器の小型化、省エネ化、高機能化に貢献しています。本社は米国カリフォルニア州エルセグンド。

注:IR® はInternational Rectifier Corporationの商標または登録
  商標です。当資料に記載されるその他の製品名の商標はそれぞれの所有者に帰属します。



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